和賀川水系での渓流釣り初日 2010年6月2日

和賀川水系某沢2010年度初の渓流釣行。
西和賀町林道情報を確認すると今年の西和賀地区は例年より雪が多いらしく、5月の時点では各登山道が積雪や倒木の為入渓困難と判断し、 6月の中旬に行く予定だったのだが、Y子の仕事の都合で釣行を前倒しにし、6/1深夜に横浜を後にした。
実は6/5はY子の○○歳の誕生日であり、当初の予定では6/4から書龕洞のご主人が駒ヶ根で木工作品を出展するとの事で、そちら方面へ旅行ついでに行く予定だったのだが、書龕洞のご主人には申し訳無いが渓流釣行を優先させていただく事にしたのであった。
春の渓流釣りは2年ぶり。
春の渓流と言えばイワナだけではなく山ウドやワラビ、ぜんまい等の山菜採集も楽しみの一つである。
特にY子の母には「山ウドとワラビを獲って来てね!」と催促されているので、平年では山菜の時期には遅いのだが何とか少しは確保したいところ。
と言うより、ワシら自身が山菜採集も楽しみにしていると言うのもあるのだが…f^^;
とりあえず最初に目指したのは、いつも良い思いをさせて頂いている和賀川水系の某川。
やはり雪解けが遅かったせいか途中に雪代が残っていて、その上入渓ポイント手前で土砂崩れの為車はここでストップ。
車を降りて山の神様にご挨拶をし、徒歩で入渓ポイントへ。

和賀川水系某沢で竿を出すY子いつものようにY子に先行させ、ワシは餌である川虫の採集。
仕掛けはいつものようにY子はY子ポチャン釣り仕掛け、 ワシは渓流ちょうちん仕掛けで遡行する。

前週までは雨だったようだが、幸い天気に恵まれ日中気温は25度の予報。
渓流なので若干気温は低いと思われるが、それでもとてもぽかぽか陽気で、防寒対策をしてきたのだが遡行していると汗ばむ位の良い天気。
とは言え、ワシとY子じゃ体感気温はかなり違うようで、Y子は古くなったスキーウエアを着ていたが…f^^;

で、釣りの方はと言うと、先行させたY子のドライフライに直ぐ様リリースサイズのチビイワナが飛び出してくる幸先の良いスタート。 魚の活性はかなり高いようだ。
ちなみにY子が使用しているフライは、いつものようにワシが巻いたエルクヘアカディスの#14
通常の渓流(奥多摩や丹沢など)ではかなり大き目のサイズなのだが、和賀川水系の岩魚はこのサイズのフライでどこの川でもイワナが口を使ってくれる。
実際飛んでいる水生昆虫もこのサイズが多いので、#14がマッチザハッチというところなのだろうか。
つうか、小さめのフライも巻いてあるのだが、Y子がただ単に見やすいと言うだけでこのサイズのエルクヘアカディスしか使わないと言うだけなのだが…
釣れてしまうんだから細かい事はどうでも良いとさえ思えてしまう(笑)

和賀川水系でY子岩魚初ヒットY子に先行させて数投目、Y子のフライに良型イワナが飛び出す。
その後交代してオニチョロを流したワシの竿に9寸と、餌でもドライフライでも面白いように良型イワナが飛び出してくる
十数年この川に入っているが、今までのアベレージサイズが7寸強だったことを考えると、この日のイワナはかなりの型揃い。
殆どが8寸以上で、釣りとしてもかなり満足。
誕生日が近いY子に、川の神様がプレゼントでもしてくれているかのようであった。
Y子曰く、この川の神様は女神様なんだそうな。
日頃の行いが悪いと釣らせてくれないんだそうな…(苦笑)

9寸岩魚まぁ確かにY子は、ここの山で他の釣り人や山菜狩りの人が落として言ったゴミまでちゃんと拾って帰るからな。
つうか、この場で言わせてもらうけど、こんなきれいな山に入って弁当のゴミやビールの空き缶、タバコの吸殻を捨てていく人間の神経が分からん!
そんな事をしているとそのうち入山禁止になってしまうので、自分で出したゴミぐらいは責任を持って持ち帰ってもらいたいものだ。
てなわけで、他人のゴミまで持ち帰るY子には山の女神様も微笑んでくれて次々と良型を釣り上げるのであった。
実際この日は餌よりもフライの方が大型が多かったような…

スノーブリッジしばし遡行していると、目の前にスノーブリッジが立ちはだかる。
引き返すか乗り越えるか、はたまたトンネルを潜り抜けるかチョッと迷ったのだが、Y子の「先に行きたい!」と言う意気込みに負け、 スノーブリッジを潜り抜ける事にした。
この日は気温も高かったので、下手をすればスノーブリッジが崩れ落ちてくる可能性もあったのだが…f^^;
とにかく無事に潜り抜ける事が出来たけど、判断を誤って潜っている途中で崩れ落ちてきたら絶対に命は無いので、特に初心者の方はくれぐれも真似をしないように!
危険な目にあってもワシは責任持たないからね!(笑)

和賀川水系のきれいな岩魚てなわけで、無事にスノーブリッジを抜へ、再び釣行開始。
日が上がるに連れてドライフライへの反応は益々良くなりY子は絶好調モード。
かなりの数を釣ったと思うけど、ばらした数もかなりいたような…( ´艸`)
そしてこの日最大の尺に若干届かないサイズの岩魚を釣り、Y子は益々調子付くf^^;
実際川虫で釣ったのは9寸が最大サイズ。
エルクヘアカディスでは殆どが9寸以上であった。。。
ま、釣れそうなポイントは全てY子に譲ってやったので当然だわな(と負け惜しみ…)
そのまま魚止めまで釣り上がり、正確に数えていないが二人でかなりの数が釣れたのでかなり楽しめた。
大きいのを数匹だけタケさんのお土産用にキープしてこの日は終了とした。
吉野屋旅館の露天風呂この日は徹夜で横浜から600キロ近く走行し、その上一睡もしないでの釣行だったので宿をとることにした。
Y子の「すっぽんが食べたい!」と言う要望でセレクトしたのはせせらぎの宿 吉野屋
西和賀町の湯川温泉にある川沿いの旅館で、露天の桶風呂があると言う事で選択してみた。
部屋はきれいで料理は地元で採れた山菜ずくしと言うのも気に入った。もちろん西和賀特産のすっぽん鍋も絶品! 金額も安いし、この近辺の旅館ではかなりお勧めの宿である。
岩手釣行時の定宿に決定した事は言うまでも無い(笑)
腹を満たし、翌日はどこへ行こうか決めないまま、そのまま布団へ倒れこむ…

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