電動リール用集中コンセントボックスの自作

てな訳で、今まで頑なに電動リールの使用を拒んできたワシだけど(いや、貧乏なだけ(汗))
先日やっと電動リールなるものを購入したのである。
走水でレンタルボートを借りてアジ釣り等に良く行くが、水深30メートル前後の釣りなら手動で十二分なので購入することは無かったのだが、 自船の置いてある駿河湾は、なんと言っても日本一深い湾なので、陸から100メートルも沖に出れば水深100メートルなんて当たり前!(汗)
そんな深い所での手巻きリール使用では、やはり体力の限界ってのがあるのですわ。。。
ルアーやジギングなら何とか我慢できるけど、餌釣りともなると、そりゃぁもう大変極まりない…
よく今まで手巻きでやっていたなぁと、今更ながら自分の体力に関心させられる(笑)

と言うわけで、やっと電動リールを購入したのは良いが、気になるのはやはり電源。
8000円程度出せば、集中コンセントボックス 電動リール用ワニ口クリップコンセント なんてのが有るけど、
「この程度なら自分で何とか作れそうだな」と、早速近所のDIYショップに出かけてみた。
で、DIYショップと100円均一ショップをウロウロしながら使えそうなパーツを見繕い、今回使用したのがこれ。

  • 銅パイプ(8mm×1m)=448円
  • 8スクエアケーブル(1m)×2本=296円
  • アルミリベット(5ミリ)×4個=39円
  • 圧着端子(R8)×2個=99円
  • プラ箱(160mm×120mm)=100円
  • 絶縁キャップ(赤・黒)6個=16円

   合計998円

あと使用するものは、半田と半田ごて、金属用ノコギリ、2液性の接着剤、ドリル、金属用平ヤスリなどの作業工具。
作業工程は凡そ1時間程度で出来上がった。

電動リール用集中コンセントボックスこれが出来上がった集中コンセントボックス。
まぁ、市販品と比べたら見た目はチョットお粗末ではあるが、
使用するにあたっては何ら問題は無い…筈(笑)
後は船の使いやすい位置に取り付ければ完了ですな。
一応車のバッテリーで動作テストをしたが、問題は無いようだ。

てな訳で、各部の詳細を下に。

銅パイプに半田付けする銅パイプはプラ箱の内寸に合わせてカットし、8スケケーブルを半田付けしています。
銅パイプの端に銅線が入り込むように切れ込みを入れ、そこに銅線を挟み込むような形で半田付けしています。
半田付けし終えたら、念のため絶縁キャップを被せてあります。
見た目の問題と、プラス・マイナスを一目で認識できるように、銅パイプのの反対側にも プラス側・マイナス側それぞれに赤・黒のキャップをしました。

サイドはアルミリベットで止める銅パイプの固定は、プラ箱の側面に穴を開け、2液性の接着剤を流し込んでリベットで接着固定しています。

アルミ製のリベットなら絶縁にもなりますし、2液性の接着剤で銅パイプとの密着が出来ます。

ちなみに今回使用しているプラ箱はポリプロピレン製なので2液性の接着剤でも接着はできませんが、防水効果は出せます。

裏面に穴を開け電源ケーブルを通すこれは背面から見た所。

今回、船のバッテリーボックス(外付け)に直接穴を開けてリベット止めするつもりなので、 ケーブルは背面から通しています。

船側の取り付け位置によっては、背面にしないほうが良い場合もありますので、 ここを見て自作される方は、自分の船の取り付けを考慮して線を通してくださいね!

自作 電動リール用電源ボックス使用するときはこんな感じ。
これなら電動リールが4台程度使用できますわ!
って、そんなに持ってないけど(笑)

電動リールのほか、集魚灯や魚探など、ワニ口クリップの電源ケーブルなら何でも使用できます。