’07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D の分解掃除(オーバーホール)

07 Fireblood 2500D昨年6月、闘病の甲斐空しく天に召された友人知花氏の形見に頂いた’07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D であるが、 暫く使ってなかったらしく回転がチョッとぎこちないので、分解してオーバーホールする事にした。
大事に使ってあげることで彼も喜んでくれるだろうし、せっかく頂いたのだから思う存分使う為にも、分解して各パーツをきれいに掃除してグリスアップし、ついでにおかしな所があれば交換してしまおうと思う。
ついでのついでに、どうせならスプールもAR-Cの方が飛びが良いので、シマノ 夢屋 09 BB-X ファイアブラッド 2000DAスプールに交換してしまおうと、購入。
ラインは小島さんお勧めの、ダイヤフィッシング フロストンVX 2号を巻いた。
実は知花氏、高価な道具は沢山持っているのだが、使い方が荒い所かメンテナンスも殆どしていなかったようで…f^^;
頂いた時には、竿もリールも潮でベタベタで、何時使ったか分からないオキアミの欠片の干からびた物が付いたままと言う無頓着…
つうか、言い方を変えれば「おおらか」な人柄( ´艸`)
きっとこの記事をあの世で読んで恥ずかしがっているに違いない(笑)

リールのメンテナンスに使用した道具今回メンテナンスに使用したのは画像に写っているドライバーセット、
ディープソケットレンチ 10mm 12角
シマノ リールメンテスプレー(セット) SP-003H
ワコーズ BC-9 ブレーキ&パーツクリーナー
ホームコンビ砥石 #1000/#3000
その他、綿棒数本とキッチンペーパー。
「砥石なんて何に使うのだ?」とお思いの方も多いだろう(笑)
実はシマノのリール、ベールの部分がダイワ製品よりも弱く傷付きやすいのだ。
この傷ついた部分を砥石の#3000で優しく擦れば、傷ついた凸凹はなくなるのですわ。
ベールに傷が付いてザラザラしている状態だと、ラインが傷つき切れやすくなってしまいますからな。

'07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D の回転枠を外すスプールを外し、スプール受ケ固定ピンとOリングを外したら、回転枠を取り外す。
回転枠を固定するナットは、赤矢印部分のリテーナーで固定されているので、ナットを軽く時計と反対回りに回してやると緩むので、 軽く緩んだら小さいマイナスドライバーで下からこじ開ければはがれる。
リテーナーを外したらディープソケットレンチ 10mmを使いナットを外す。
ちなみに画像ではラインローラー周りは外してある状態。
慣れないうちはラインローラーは回転枠を取り外した後で分解した方が良いと思う。。

'07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D のブレーキ部分回転枠を外すとこんな感じになる。
見えているのはブレーキ部分。
ここを外すのにはブレーキベアリング止メ輪を外す時ちょっとしたコツがいるけど、そんなに難しい事は無い。

'07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D のブレーキ部分を取り外した所ブレーキ部分はこんな感じで外れる。
慣れないうちは、パーツを外したら順番通りに並べておくと良いかもしれない。
ま、分からなくなったらシマノのサイトにパーツ表があるので、 それを見ながら行えばよいかと。
ワシは予めプリントアウトして、わからなくなったらそれを見ながら行ってますわf^^;

 

潰れたネジ山そうそう!そういえばシマノのリールメンテサービスは良くないと聞いていたけど、今回このリールを分解していてそれを思い出しましたわ。。。
このリールの元の持ち主である知花氏は、前記したとおり自分で分解メンテ等するわけが無いので、多分メーカーにオーバーホールを出していたと思われるのだが、 画像の矢印部分のネジ山が見事に崩れていましたわ( ̄□|!!
アリエヘン!!!ダイワのサービスも最低だったが、シマノも?やっぱ、メーカーメンテは信用出来ないわ。
07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D の分解てな訳で、リール側面の蓋を開けて中を見てみたら…
古いグリスが白濁していて凄い事に…( ̄□|!!
この画像を撮影後、全て分解して全てのパーツをワコーズ BC-9 ブレーキ&パーツクリーナーで古いグリスをきれいに洗い流し、ボディー内部も綿棒を使いながら清掃。
結構時間がかかってしまったf^^;
07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D を分解清掃後の内部で、きれいにしたので組み付け~♪
かなりきれいになったでしょ?
ベアリングはドブ漬けした後、余分なオイルを拭き取って組み付けました。
後はギヤ部分をグリスアップして組み立て。

 

07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D の組み立て各パーツを組み込み蓋をしたら回転枠を取り付けるのだけど、ここで注意!
ブレーキツメバネのピン部分を内ゲリレバーの溝に引っ掛けなければいけないので、画像の矢印部分の穴から覗き込みながら回転枠をはめ込む。
これが意外と面倒(笑)
ちゃんと嵌ったらナットを締め、リテーナを取り付けてナットを増し締めすれば回転枠の取り付けは完了。
07 BB-X TECHNIUM Mg FireBlood 2500D最後に(順番はどうでも良いけどf^^;)ラインローラーを取り付け、スプールを取り付ければ完成!
前記したとおり、シマノ 夢屋 09 BB-X ファイアブラッド 2000DAスプールを取り付けたら以前よりチョッとだけカッコ良くなったような…(笑)
このスプール、以前購入したSHIMANO BB-X デスピナ 2500DXGにも使えるので併用しようかな(笑)
さて、メンテナンスも終わったし、今年はこのリールで何枚40UPのメジナを釣る事が出来るか今から楽しみである。

今回はシマノのリールのメンテナンスをしましたが、ダイワのREAL4搭載レバーブレーキリールの分解メンテナンス手順は、タケさんのサイト三浦半島の海釣りの中の リールの分解メンテ にものすごく詳しく載ってます。
かなり詳細に掲載されているので、ダイワリールユーザー、特にREAL4搭載レバーブレーキリールユーザーの方にはかなり参考になると思います。

2022年に、11 BB-Xデスピナ2500DXG 分解修理 オーバーホール ベアリング交換 完全版を公開しましたので、11 BB-Xデスピナをまだお使いでオーバーホールしたい方はご参考まで!

また、コッパさんのサイトには

などの記事が掲載されていますので参考になりますよ♪
※ちなみにリールの分解メンテナンスや改造は自己責任でお願いします!自分で分解して壊してしまうとメーカーの補償を受けられなくなる可能性がありますので。

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