大荒れの城ヶ島でメジナ釣り 2010年12月15日
|今回はコジマさんと二人で城ヶ島に向かった。
当初は何処に行こうか迷っていたのだが、海苔(アオサ)を採取する為に港に向かう途中で海を見た所、強風でウネリも高かったので、釼崎と毘沙門は危険だと判断しての選択であった。とは言え、カメラを持っていなかったら釼崎か毘沙門に入っていたのかも(笑)
と言うわけで、当日は干潮の時間が早かったため、アオサを採取する為に横浜を5:30に出発した。
- 長潮(間口)
- 干潮 04時24分 80cm / 18時40分 69cm
- 満潮 11時30分 133cm / –時–分 —cm
コマセと付け餌用のアオサを採取して城ヶ島に到着したのは7時頃。
海を見るとこちらもガチャ荒れf^^;
釣りをするには大物が出そうで良いのだが、撮影となるとそうも行かない。
カメラを濡らしたくないと言う事も有るのだが、
そんな事より、こんな荒れて危険な海で竿を出せと言う助長はしたくないのでf^^;
最低限、身の安全を考えてライフジャケット位は着て欲しい所だが、いくらライフジャケットを着ていてもこんなに荒れた海に落ちたらタダでは済まないと思う。
この日も軽装で釣りをしていた方が居たが、少なくともここを読んでいる方は、最低でもライジャケとスパイクブーツはお忘れなく。
ついでなのでライフジャケットの話を少し。
かなり前になるんだけど、ワシと数人の知人でライフジャケットの重要性を知るためにプールで試した事があるんです。
当然釣りをしていて落ちた事を想定しての実験です。
一番服を着込んでいる冬を想定し、上下の防寒服を着た上からのライジャケ落下テスト(笑)
用意したライフジャケットは3種類。
これはワシが使っているのと同じ物でがまかつ フローティングベスト ブラック L GM-2144
磯釣りで使用するのにスタンダードな形のヤツなので、磯釣りをされる方は一番参考になると思う。
この型の物はどのメーカーの物でも殆ど性能差は無いと思います。
個人的にこのライフジャケットで一番褒めて置くべき所は、内ポケットに救難信号用の笛が内蔵している所!
暗闇で落ちたときにこの笛を吹けば、近くに誰かが居れば少なくとも気付いてくれると思います。
船舶でもこの笛は常備しなければいけない救難道具の一つですから。
こういう細かい気配りが、がまかつなんでしょうね。
これはY子が使用しているものと同じタイプのブルーストーム ライフジャケット 水圧感知式自動膨張式ライフジャケット
水圧を感知して自動で膨らむ仕組みになっているので、いきなり海に落ちてパニックになっても一応安心。
そして、「泳ぎに自身がある!」と豪語していた知人が持ってきた手動膨脹式救命胴衣
これは海に落下した時、自分で紐を引かないと膨らまないタイプ。
金額は安いのだが、実際に海に落ちた時に冷静でいられるかが問題になると思われる。
船での使用なら問題ないが、磯での使用は考えた方が良いと思う。
同じライフジャケットで冬用の防寒着とウェダーを履いた状態
ライフジャケット無しの防寒上下とスパイクブーツ
ライフジャケット無しで防寒の上着とウェダー
という計8種類のテストを行ってみたのだ。
まずは最初にがまかつ フローティングベスト ブラック L GM-2144と防寒着の上下セット
結果は、顔が水面ギリギリに浮く程度で波が無ければ自力で泳ぐ事もギリギリOK。しかし、荒れた海では自力で岸までたどり着く事は困難と思われる。
と言うのも、最初は防寒服が空気で膨らみ身動きがとり辛く、そのうち防寒服に浸水が始まると水で体に衣服が密着して身動きが取れなくなるのだ。そうは言っても、浮いているだけ助かる確率はかなり高い。
続いて同じライジャケと防寒服の上、そしてウェダーのセット。
こいつはもう怖い!落ちた瞬間、ウェダーには空気が溜まっているので足が浮き、首はギリギリ水面に出ている状態。
かろうじて息は出来るが身動きがとれず、荒れた海でこの状態になるとかなり危険な状態だと思われる。
続いてブルーストーム ライフジャケット 水圧感知式自動膨張式ライフジャケットと防寒着上下でのテスト
このジャケットの性能はかなり良く、水に落ちて1秒も経たないうちに膨らみ、浮力も一番有った様に思える。
ただ、やはり防寒服では水に落ちた時に身動きがとり辛く、自力での脱出は困難。
続いてウェダーを履いてのテスト。
やはり足が浮いてしまい自力での現状脱出は困難ではあるが、がまかつ フローティングベスト ブラック L GM-2144よりは浮力が有り、しっかり装着していれば息を吸うのにそんなに苦労は無い。とは言え、プールでの実験なので、荒れた海ではそうは行かないと思う。
次に「泳ぎに自身がある!」と豪語していた、ここではX(エックス)氏としておきましょう(笑)
彼に防寒服の上下と手動膨脹式救命胴衣をつけて、何の予兆も無しにいきなりプールに突き落としてみました(笑)
結果、想像通り身動きできずに一瞬パニックになり、紐を引く事が出来ずf^^;
救助に向かいました(笑)
夏の薄着の時期なら未だしも、冬の厚着をしている時期に手動膨張式では怖い目に遭うかも知れません。
続いてその彼に、同じライフジャケットに、今度はウェダーを履かせてテストを試みましたが…拒否されたためにワシが代わりにやりました(苦笑)
結果、正直言ってワシは助かる自信はありませんでした(怖)
Xと同じくいきなり突き落とされたんですが、足と手が浮いて腰が沈み身動きが取れない!
もがいていると防寒着に溜まった空気が背中側に回ってしまい、うつぶせ状態で息が出来なくなり一瞬パニック(汗)
何とか紐を引く事が出来たけど、あんな事が荒れた海で起きたら絶対死ぬって思いましたわf^^;
まぁ、何も付けてないよりはマシかな?と言う感じ。
最後にライジャケ無しのテスト。
防寒着上下でのテストでは、最初は浮いていられるけど身動きはかなりとり辛く全く泳げません。
そのうち浸水してくると、今度は衣服が体に張り付いて余計に身動きが取れなくなります。
プールでの実験だからそんなに慌てませんでしたが(と言うより何度も落ちてるので(笑))、実際に釣り場でこの格好で落ちたらひとたまりもありません!
それより怖かったのが、ライジャケ無しのウェダーでの落下テスト。
手動式のライジャケのときと全く同じで、足だけ浮いてしまって身動きが全く取れなくなります。
手動式とは言え、ライジャケが有った方がまだマシ。と言うのも、何とか紐を引けば助かる!と言う事もあるので(笑)
と言うわけで、一番浮力が有ったのはブルーストーム ライフジャケット 水圧感知式自動膨張式ライフジャケット。
続いてがまかつ フローティングベスト ブラック L GM-2144。
膨張させれば浮力は有るけど、冷静に膨張させるのが難しいので、手動膨脹式救命胴衣はお勧めしません。
ま、何もつけていないよりは良いと思います。
そう言えば、鹿嶋港の釣り禁止の某堤防で落ちてお亡くなりになった方がこのタイプを付けてましたね。
何も着用せずにお亡くなりになる方が大半ですが…
船などの場合は手動膨張式でも十分かと思いますが、磯で釣りをする方は自動膨張式かスタンダードなタイプのライフジャケットは必ず身につけましょうね!
少しだけ書くはずだったが、かなり長くなってしまったなf^^;
てな訳で釣りの話に戻し…
この日は城ヶ島も波が高くロケには不向きな海況なので…
と言うより、「これは釣りをするしかないでしょう!」と言うことで、ワシも最初から竿を出す事にした。
竿を出したと言っても最初に取り出したのは二人ともルアーロッド(笑)
いかにもシーバスが出そうな雰囲気だった物でf^^;
しかしシーバスは全く反応無し。かなり出そうな雰囲気ではあったのだが、全くベイトも居なかったので海苔メジナに切り替える。
釣り始めて直ぐに、まずは27cmの口太メジナ
この日の状況でこのサイズは嬉しくもなんとも無い…
てな訳で、携帯で撮影して即リリース。
更なる大物を狙って再び仕掛けを入れる。
暫くすると小島さんに36cmがヒット。
しかしその後アタリが遠のく。
ワシは同じ場所で向かい側の根際まで流してみる。
するとようやく30cm丁度の足裏。
そして又アタリが遠のく(汗)
暫くすると、ネットで知り合った「みゆみゆ」さんが来て下さった。
お土産まで頂いてしまって、有難う御座いますm(__)m
代わりに小島さんが釣った36cmのグレをプレゼント。
小島さんが釣ったヤツをねf^^;
しばしみゆみゆさんと三人で雑談をし、みゆみゆさんは撤収~有難う御座いました~
ワシら二人は釣り座に戻り大物を狙う。
ワシは同じ場所、こじまさんもワシの隣に移動して釣りを再開。
そして小島さんが直ぐに30cm後半を釣り上げる!流石じゃ!
対するワシは…
アタリ無し。。。(汗)
暫くやっているとアタリが出るがくいが浅いらしくスッポヌケ…
そして小島さんは30前後の足裏を順調に釣るが、大型が居ないため飽きてしまったのか場所移動(笑)
移動先で30後半を見事に釣り上げる。
それを見たワシも気合を入れて、手前の磯際を狙うとようやくアタリ!
そこそこでかそうだったのだが、手前に寄せてきた所でスッポヌケ(滝汗)
この日は水温も下がっているせいか食いが浅いみたいだ。
悔しい思いをさせられながら同じ所をトレースして直ぐにようやく25cmの木っ端メジナ( ̄◇ ̄;)
これを最後にあたりがなくなり撤収とした。
小島さん、この日も朝早くからお疲れでした!結局何枚釣ったの?後でサイトを見に行くかf^^;