2009年禁漁間際のイワナ釣り最終日-岩手県和賀川水系大荒沢 2009年9月30日

泣いても笑っても最終日
実を言うと、前日の魚止めまで行けなかったと言う事が尾を引いていて、この日の釣りは全くやる気が無かった。
行きたい川はY子では辛そうな所と、Y子が相性が良くないなどと言っている川しかない。
なので、朝目覚めた時は8時を回っていた。
ダラダラとテントをたたみながら次の行き先を考えていると、Y子の口からかなり疲れたという言葉が。
その言葉を耳にして余計にイライラしてくる。。。
歳と共に気持ちの余裕も無くなってきているのだろうか…

気持ちを落ち着かせる為珈琲を入れて一息
ついでにキノコ狩りのおじさんが残していったゴミも片付け、某川を後にする。
つうか、山にゴミを捨てていくな!!!(怒#)何で都会から来たワシらがあんたらのゴミを始末せにゃアカンのじゃ!!!
珈琲で気を静めたのに、再びイライラモード…
こんな気分でこの川を降りるのは初めての事である。

とりあえず車を走らせ、赤沢ダムを上った所の和賀川本流のワンポイントをやって終わりにしようと上っていくと、釣り人とキノコ狩りの車が5台確認…
これでは釣りにならないので、Y子が嫌いな赤沢は諦め、高下川のワンポイントをやろうと思ったが、最終日と言う事も有るのか、入渓ポイントとなる所には必ず車が停まっている。。。
大荒沢の堰堤間のつまらないポイントもY子が嫌いだといっていたのでもうやる所が無い。。。

仕方なしに釣りはほぼ諦め、大荒沢の上流に向かう途中の「ホテル森の風 沢内銀河高原」で昼食をとることにした。
以前宿泊したときに食べた牛肉のビール煮込みが美味しかった記憶が有り、メニューにそれが有ったのでオーダーする事に。
オーダーついでに従業員の方と話をすると、昨年まで経営が悪化していたのか平日の宿泊はやらなくなっていたのだが、今年になって再開したらしい。
「魚が釣れなかったら最悪ここに泊まっても良いな」そう思いながら昼食を済ませる。

昼食を済ませ車で上がってみたが、やはり釣り人の嵐(苦笑)
途中、フライで釣りあがってきた方が居たので状況を伺うと、ソコソコの釣果だったとの事。
イジケていないでもう少し早起きすればよかったかなぁ…などと思いながら、仕方が無いのでもう少し上流の堰堤間をやって終わりにする事にした。

大荒沢この時時刻はすでに13時を回っていた。
先の堰堤までなら数時間遊べるだろうと準備をする。

人が入っているのは承知だが、全く魚が出てこない。。。
そして堰堤までの距離が短いのを知っていてか、Y子は相変わらずのペースで釣っている。
「このペースだと堰堤までも行けないかも?」
そう思いながら、ペースの遅いY子を放置して釣り上がる。

大荒沢やっと26cmを1匹掛けた所でY子が上がってくるのを待っていると、ようやくY子が到着。
車を停めておいた直ぐ近くでかなりの間粘っていたらしく、粘った甲斐有って27cmを釣ってきたようだ。
「早く行かないと堰堤までも行けないぞ!」
昨日に引き続き呷り立てながら釣り上がる。
暫く釣り上がり、再びY子に27cmが釣れる。
その後もノロノロペースでワシは再びイライラ…
結局堰堤までも行けずにタイムオーバーで、今シーズンの渓流釣りは終了となった。

最終日なのに、この短い区間さえもまともに釣りが出来なかった事に腹が立ち、釣った魚は写真も取らずしてリリース。
今回はワシにとって今までに無いほどの消化不良な釣りになってしまった。
と言うより、釣れそうなポイントは殆どY子にやらせてたので、今回まともに竿を出した記憶が無いのだ…(涙)

本来この日もテント生活をするつもりで居たのだが、全くその気はなくなり、 昼食をとったホテル森の風 沢内銀河高原(2017年秋で閉館しました)に立ち寄り、予約無しで宿泊できるか聞いてみる事にした。

フロントの方に聞いてみると、「少々お待ちください…」と奥へ…
もしかしてNG???と言う不安に駆られる。
暫くしてフロントの方が出てきて、宿泊OKだという事で即、宿帳にサインをする。
平日なので金額は一人8,050円。
夕食の時間までのんびりと温泉に浸かる事にした。
つうか、この整った施設なのに初日に泊まったホットハーブ錦秋より安いぞ!!!

そう言えばここが出来た当初、当時の取引先である博報堂の室長(現在は引退)と某代理店の社長三人で泊まりに来た時は、 TVも無く携帯の電波も届かない、自然を満喫してくださいというのを売りにしていたのだが、 現在では各部屋にTVが設置され、携帯の電波も届くようになってしまっていた。
ワシは何も無いほうが好きだったのだが、やはり現代社会に於いてはそういった嗜好を好む人間が少ないのだろう。
そういえばTVと携帯の電波と引き換えに、沢山飼っていたトナカイが居なくなったような…
チョット寂しい気もしたが、それはそれ。せっかく有る施設が再開したという事を素直に喜ぶ事にした。

風呂から上がり一息ついた頃に夕飯の時間になったのでレストランホールへ向かう。
夕食は和食のコースで、とても8000円の宿とは思えないほどの量と質に感動!
過去3回ここに宿泊しているが、方針が変わったのか経営が変わったのか分からないが、料理の質は格段に上がっている。
関東近郊のホテルでこの料理が付いた宿泊施設なら、平日でも最低12,000円は取るだろう。
創作懐石料理コースという感じの料理であり、その一つ一つが感心するほど旨い。
(画像とっておけば良かったな…)
という訳で、最後の最後にきてワシの荒んだ心も癒されたのであった(苦笑)
やっぱ、美味しい料理は心を和ませてくれるって物ですわ。

そう思うと…

ホットハーブ錦秋の8,400円は、腹立たしい位高過ぎると思うのであった…(爆)
まぁ、温泉だけに関しては、ホットハーブ錦秋のほうが上である事は確かなのだが…

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