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禁漁間際のイワナ釣り3日目-岩手県和賀川水系某川  2009年9月29日

この日は初日に入った某川の二股右側の沢に入ることにした。
と言うのも、ここ数年右側の魚止めを見られなかったので、今回こそは絶対に見ておきたいというワシの強い想いがY子に伝わったようで入ることにしたのであった。

昨日からの雨がまだ残り、いつもより少し遅めに支度をしていると、秋田ナンバーのキノコ狩りの方が入ってきた。
ワシがテントの中でゴソゴソやっていると、外でY子が秋田ナンバーの方と何やら話している。
話を聞くと、何やらこちらの行動が気になるようで、根掘り葉掘り聞いてくる…
その癖こちらから何かを聞くと、言葉を濁らせ何も教えてくれやしない。
偏見なのかもしれないが、この付近の山で出会う秋田ナンバーの方々とはどうも馬が合わない。
と言うより、山の中で会う秋田ナンバーの方々は、どうも胡散臭く見えてしまう(秋田の方ごめんなさい(汗))
岩手の方は皆おおらかで気さくに接してくれるんだけどなぁ…

いつの間にか秋田の方は茂みに消えていったので、ワシらも小雨の降る中川に入ることにした。
丁度キノコの季節に当たったようで、沢山のキノコが生えている。
ちなみに画像のキノコは月夜タケと言う毒キノコ(笑)
ムキタケと間違えて食べて食中毒になる方が多いキノコだ。
(タケはタケでもあのタケさんじゃないよ!毒持ってるけど(笑))
見分け方の簡単な方法は、軸の所から半分に裂いて、軸の中心が黒くなっているものは月夜タケであると覚えると良いだろう。

てな訳で、二股まで飛ばして右側に入る頃には雨も上がり、毎度の如くY子に先行させる。
しかし、曇っているせいか、はたまた人が入りすぎているせいなのか、ドライフライには全く魚が出てこない。
イナゴ餌で狙うも反応が無いのでオニチョロを捕まえて流すとようやくヒット。
しかし18cmのリリースサイズ…
暫く釣り上がり、ようやくY子のドライフライにもヒット。
しかし、やはりリリースサイズ。。。
仕方ないのでサクサク釣り上がって早く魚止めに行こうと思っていたのだが、案の定Y子が丁寧すぎるほど流しているのでいつまでも上に行けない…

「今年もまた魚止めを見られそうも無い」と思うと段々腹立たしくなり、Y子がノロノロ流している所をバシャバシャと呷り立てながら上に進む。
が、しかし…
Y子のペースは一向に変わらない( ̄□|!!
「1回流して釣れネェ所はもうダメだよ!(怒#)」と更に呷り立てても結局ノロノロ…
結局今年も右側の魚止めは諦め引き返すことにしたので有った…
そう言う訳で、ワシが余りにも頭に血が上っていたので、この日の釣りの画像は一枚も無い(苦笑)

とりあえず25cmオーバーを6匹夕飯のおかずにキープしたので、夕飯の準備。
この日のおかずは、イワナの塩焼きと、途中で採ったナラタケの味噌汁のみ…f^^;
ナメコとヌメリ杉タケも生えていたんだけど、帰りに採るつもりをしていたのに腹が立ち過ぎて生えていた場所を忘れ…
腐るほど生えていたナラタケのみを夕飯分に採取しただけと言う、寂しい夕飯になってしまったのであった(苦笑)
Y子を連れて右側の魚止めを見ることは、もう二度と無いだろう…
そう思いながら寂しい夕食を頬張るのであった…

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