和賀川水系の岩魚釣り5日目って言うか山菜採り 2008年5月31日

前日の某川で岩魚をかなり釣らせてもらって大満足しているので、この日は釣りよりも山菜採りに重点を置くことにした。
湯川温泉の湯川温泉の新清館で朝風呂の後ゆっくり朝ごはんを食べ、、10時チョット前に宿を出る。

初日もそうだったのだが、宿を出る時の見送りは当然として、女将さんと若旦那(初日は若女将も居た)が車が見えなくなるまで手を振って送り出してくれる。
こう言ったチョットした心遣いが気に入ってしまい、どうせ泊まるなら又この宿に泊まろうと思ってしまうのだと思う。

新清館さんは大正時代からある老舗旅館なのだが、先代の頃からこう言った気配りをしているのだろうなぁ。
なぜか実家を後にする時、母が手を振って見送ってくれているような気持ちになってしまったf^^;
好きだなぁ、こういう所。

と言うわけで、Y子の実家から頼まれていたウドと根曲がり竹などを採取に再び山に入ることにした。
前回Y子の実家にウドをどのぐらい食べるか解らなかったので5~6本持って行ったら、『あら、これだけ?』と言われてしまったので、
今回は少なくとも10本はお土産に確保しなければいけない(笑)
とは言え、先日中央食堂の常連さんに聞いた話では、この近辺ではもうウドは伸びすぎていてダメだとの事…
仕方無しに若干伸びていたが某沢上流の山に有ったヤツを採取しに行くことにした。

しかし…
2日前まで有った、少し伸びすぎのウドまでもが既に取られてしまった跡。。。(滝汗)
頂上付近の崩れて道がふさがっている分かれ道に通りかかると、突然Y子が

『チョット様子を見てくるよ!』
と、何時に無く真剣なまなざしで車を降りてしまった。。。f^^;

タバコを吸いながら待っていたが何時までも帰って来る気配が無い…

『まさか崖から落ちてたりして!!!(滝汗)』
崩れた道の先が見えなかったので、チョット心配になって様子を見に行くと…

山菜採りに夢中なY子そこにはワシが後ろに居ることすら気付かず、真剣にウドを掘っているY子の姿が…( ̄◇ ̄;)
(実際この画像を撮っている時も全く気付いていなかったし…f^^;)
地面には既に、ちょうど美味しいサイズのウドが4~5本転がっていた(笑)

『そりゃぁ何時まで経っても戻ってこないわなぁ。。。』

ウド掘りワシは山菜を見つけるのはかなり凄い目を持っていると自負していたのだが、
この日はなぜか、Y子の方が山菜ハンターのような目をしていた(笑)
ワシが見つけるよりも先に美味しそうなウドを発見していた。

『今、私の山菜検索用CPUにはウドしかインプットされてないから。』
訳のわからん事を言いつつも、次々とウドを掘り起こしている…( ̄□|!!

美味そうなウドチョットだけ葉っぱは伸びているが、画像のような美味しそうなウドが結構生えている。
他の場所は日が当たって暖かいせいか、かなり伸びていたのだが、
この場所は他の人が採った跡も無く、ちょうど食べ頃のウドが取り放題状態であった。

Y子ウドを採ってドヤ顔なんだかワシよりも美味しそうなウドを沢山採取してかなり誇らしげである…f^^;
横浜生まれの横浜育ちだとはとても思えない…
Y子を初めて山に連れて来た時は、ここまで山に馴染む女になるとは思いもよらなかったよ。。。
まぁ、本人が楽しんでくれればワシの思う壺なのだが( ̄ー ̄)ニヤリッ
と言うわけで、Y子実家に持って行く分以上の収穫が有ったので、ウドの採取はこれにて終了!
まだまだ時間が有るので次なる獲物を求め放浪することにした(笑)

途中、写真を撮っていなかった35cmイワナを思い出し、Y子が気を使って、『釣ってきても良いよ!』と言ってくれたのだが、
パラパラと振り出してきた雨も気になり、釣りはやらないことにした。
昨日沢山釣り過ぎたので、この日はなんとなく、『そこまでして魚を苛めなくても良いや!』と思えたからなのである。
まぁ、どこかにゆとりって物が有ったのかも知れない。
途中、道が崩れそうになっていた所も気になるしね。。。(道が崩れたら帰れなくなるから…(汗))
という訳で、雨が強くならないうちに山を降り、別の山で違う山菜を採取することにしたのであった。

さて、釣りはしないし何処へ行こうか迷いながら、次回来るときのために行った事の無い所を散策しようと言う事になり、足を踏み入れたことの無い沢沿いの道を入ってみることにした。
道はかなり上まで舗装されていて、『ここを上って何かあるのか?』と思わせるような、ワシの目線で言うとチョットつまらない道にも見えた
途中に道案内の看板が立っていたので見てみると…
大雑把過ぎて何がなにやらわからない…(苦笑)

どうやら登山道に続いているらしいと言うことだけは解った(笑)
そしてフッと看板の横に目をやると。。。ちょうど美味しいサイズのワラビが生えていたので当然採取(笑)
丁度良いサイズと言っても、関東近郊で言うサイズとは訳が違う
太さはワシの小指ほど有り、長さも60cm以上!長いものでは1m近くも有る。
このとてつもなく大きいサイズのものでも、柔らかくてとても美味いのである。さすがにブランド化されているだけは有る。
ワラビをそこそこ採取し、散策再開!
峠を上りきって少し走った所で舗装路は終わり、ようやくワシの好きな感じの道になってきた。スピードを落とし、車の中から山菜探しを始める(笑)

山菜大量!するとY子が、『根曲がり竹だぁ!』と声を大にしたので車を止める。
チョット大きくなってしまっていたが、先の方は食べられそうなので採取!
Y子の目も、だんだん山菜ハンターになりつつある(笑)
チョット伸びすぎの根曲がり竹を採りながら進んでいると、先ほどよりも立派なワラビを発見!
そんな具合に山菜をチョコチョコ採取しながら車を進ませる。
ワラビ・ゼンマイのアク抜き手順は下記参照
乾燥ゼンマイの作り方
灰で行うゼンマイのアク抜き
灰で行うワラビのアク抜き

しばらくそんな感じで進んでいくと前から対向車が来たので、チョット広いスペースまでバックして道を譲る。
すると運転していた方から声をかけられたが

『何処まで行くの?』
初めての道なので散策しながら行ける所まで行くつもりであると答えると

『この先5分も走ると道が崩れていて行けないよ!歩って散策するには良い山だからとりあえず行ってみな!』
と、先の状況を教えていただいた。
お礼を言い、行ける所まで進んでみることにした。

この辺りの山はブナの原生林なので、歩って見るのも面白いかも知れない。
しばらく車を走らせると、先ほどの方が教えてくれた通り通行止め…
車を降りて歩こうとしたのだが、雨が強くなってきたので、この先の散策は次回の楽しみにとっておく事にして撤収とした。

真昼温泉かなりのんびりしていたので、結構良い時間になっていた。
本当は帰りがけに、高速の錦秋湖サービスエリアにある温泉に入っていくつもりをしていたのだが、時間も時間なので、道の麓にある真昼温泉に入って汗を流すことにした。
実はここの温泉も初めてなのだが、とりあえず近くに有るので入ってみようと言う事で立ち寄ってみた。
町営の温泉っぽく、中はかなり狭い。雰囲気的には銭湯って感じ。
小さい温泉ではあるが、地元の方々で賑わっている。
入浴料金は250円と破格!(ほっとゆだ駅もそうだったけど)
泉質は覚えてないが、雨で冷えた体に湯が染み渡る( ̄ー ̄)

この温泉、とても良い湯なのだが欠点がひとつ。
中が狭く、洗い場が3つしかないので、沢山人が入ると体を洗うのが順番待ちになってしまうf^^;
幸いワシが入った時は洗い場が空いていたので直ぐに体を洗えたのだが、その後人がどんどん入ってきて、後の方は順番待ちをしていた(笑)
それはそれで地元のおっちゃん達と話しながらのんびりしていれば済む事なんだけどね♪
と、まぁ、温泉で体が温まると腹が空くわけで…
ついでなので近くにある安穴食堂で夕飯を食っていくことにした。

この食堂も以前訪れたことが有り、食堂のおかぁちゃんと親父さんが面白かった記憶が有ったので、折角近くにいるので今回も立ち寄ることにした。
食い物も結構美味しかった記憶が有ったと言うのが立ち寄る際の一番の条件だったのだがf^^;
店に入ると元気良くおかあちゃんが出迎えてくれた。
この店の名前である安穴食堂とは、赤沢源流部にあるマタギが寝泊りする洞穴が安穴と言うらしく、そこから名付けたとの事。
実はY子がこの店の名前を穴熊食堂と覚えていたらしく、おかぁちゃんに思いっきり笑われて、名前の由来を教えていただいたのであるf^^;
名付けの親は親父さんで、この親父さんも釣りの達人らしい。(ワシは酔っ払っている姿しか見たことが無いがf^^;)
最近からだが弱ってしまい全く釣りに行っていないとか…

そんなこんなと飯を食いながら、おかぁちゃんと1時間以上話をしてしまい、帰る予定時刻をかなりオーバー(笑)
まぁ、いつ帰るともハッキリは決めてなかったけど…f^^;
あまり遅くなるとワシの運転にも不安が有るので、おかぁちゃんにお別れを言い、沢内村を後にした。
時間と金に余裕があれば今年の秋に、今度は釣り&キノコ狩りに行く予定である(笑)

それまでもう少し体力を付けておかなきゃなぁ…(汗)

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Optionally add an image (JPEG only)