第1回変人磯クラブ グレマスターズ 2004年5月2日

待ちに待った(?) 第一回、変人磯クラブ グレマスターズ!
果たしてどんな大会になる事やら・・・

釣行メンバーは、怪長「三浦半島の海釣り」のタケさん、なりなりさん、「書龕洞」の御主人、そしてワシの4人だけである。

名誉会長の三島メジナ親分、ワシを変磯に誘ったHARUさん「三浦海岸週末の釣り」のしんさんのお三方はそれぞれ仕事や結婚式の御呼ばれなどの理由で今回の大会には残念ながら出場できなかった。

午前1:30
タケさんにワシの自宅まで迎えに来ていただいた。
せっかくなので最近ワシが凝っている自家焙煎のコーヒーを御馳走し午前2:00、途中で餌を仕入れるため、早めに横浜を後にした。

午前4:00、城ヶ島に到着。
ここで書龕洞の御主人と待ち合わせする事になっているので駐車場に入ろうとするが、ゴールデンウイークと言う事もあり駐車場はすでに一杯・・・
この状態では長津路崎の釣り場も入るスペースは無いであろうことを予測。
書龕洞の御主人が来る前に辺りを視察。

幸運にも安房崎の方は車が2台しかなく、その2台は近くでテントを張っているグループと見られる。
しばし書龕洞御主人の到着を待つ

城ヶ島書龕洞御主人が車の上にシーカヤックを載せ颯爽と登場。
HPの文面や作品から人物像を想像していたが、想像通りの個性豊かで人間味の溢れんばかりの人物であった。
ひとしきり挨拶を交わし、明るくなり始めたので早々磯に向かう。
磯には「石物師」が一人いるだけで他の釣り人は全くいない。
言わば独占状態。
タケ怪長の目利きでポイントも決定し早速準備をする。

なりなりさん一番最初に準備を済ませたのはなりなりさん。
この方はグレのトーナメンターとしても活躍されているお方でポイントを選ぶ目も並ではない。
見た感じはとても優しく、車の中でも耳にタコが出来るほどノロケ話を聞かされたがとても奥さんを大事にしている愛妻家釣り氏である。(笑)
まるでワシと正反対である(汗)

 

「書龕洞」の御主人続いてポイントに入ったのは、「書龕洞」の御主人。
写真を見ても分るとおり、とても味のある人物である。
普段はシーカヤックでの沖磯単独釣行をされていて、最近では「変人浮き」の作成も手がけている。
この方が作る道具もとても味のある物で、餌箱や多種多様な木工品を製作している。
当日はワシもこの「変人浮き」を使用させていただいた。

タケさん見よ!この精悍な眼差しを!
流石は怪長タケ師!過去に何枚もの巨グレを上げてきた男の眼差しである。
彼の父親もグレ師だったようで、彼は幼い頃から父親の釣ってきた60cmオーバーのグレに魅せられこの世界に入ったのだそうだ。
この熱い眼差しも父親譲りなのであろう。
優しい面持ちとは裏腹に、その闘志は鬼人にも見える。

と、前置きが長くなったが、最後にワシもポイントに入る。
書龕洞御主人の隣が空いていたのでそこで竿を出させてもらう事にした。
しかし今回このお三方とは初顔合わせなのだが、初めて合ったような気がしない。
と言うのも、三人とも釣りのスタイルは独特のものがあるが、それ以上に個性がとても強いのでワシには肌が合うのだろう。
他のメンバーはワシのことをどのように捕らえているのか分らないが・・・(笑)

まず最初に竿を絞ったのは書龕洞御主人!なかなか型の良いメバルを釣り上げた。
しかし今回のターゲットは「グレ」外道では有るが、とりあえずキープ。

っと、次の瞬間、ワシの「変人浮き」に小さなアタリが!
一呼吸置いて合わせを入れる。
実はこの前に2回ほどチヌのようなアタリが合ったので、全誘導仕掛けで浮きを若干沈ませる仕掛けに変えていたのだ。

49cmのクロダイかなりの大物のようで、ヤツは少しも浮いてこようとしない!
このとき使用していたハリスは1.25号
根ズレでバラすか強引なやり取りでバラすか選択に迫られる。
「どうせバラすなら強引に行ってしまえぇー!」
運良く玉網に収まったのは49cmのチヌであった。
釣り上げた瞬間、「5年ぶりの50cmオーバーだー!」
と大喜びしていたのだが、計測してがっかり。。。
1cm足らずとは・・・
でもこの型は嬉しい1匹!しかし今回のターゲットは「グレ」これもまた外道である。

っと、無事玉網に収めたチヌをスカリに入れようとしたその瞬間!

キタァ!!!

書龕洞御主人の竿が弧を描いているでは無いか!
あわててワシは書龕洞御主人の玉網を手に援護に駆けつける!
竿の師なりから見て、グレなら40cmは確実に超えていると思われる。

書龕洞御主人「うわぁ!潜られたー!!!」
書龕洞御主人の足元は顎根になっていて、そこにヤツは潜ってしまったようだ。

そりゃァヤツも必死である。ヤツにとっては生きるか死ぬかの瀬戸際なのだから。
書龕洞御主人は何とか根から出そうと右に左に移動するが、全く出てくる気配が無い。
とうとう根ズレでラインブレイク。

惜しい、実に惜しい!

この後ワシが30cmのソイ、28cmのメバルを上げる。
と、またまた書龕洞御主人の竿に先ほどと同じサイズがヒット!がまたしても根ズレでラインブレイク・・・
書龕洞御主人の表情もかなり悔しそうである。あのサイズを2回バラシは悔しい。
その悔しさがこちらにも伝わってくる。

その後いきなりアタリが無くなった。
ワシはこの間にハリスの交換の為仕掛けを上げながらフッと水面を見ると、何やらおかしな背びれが!

JUN「うをぉー!サメだぁ!!!」
体長2m程のサメが水面にヒレを出しているではないか!これでは魚も怯えて出てこないわけだ。。。

書龕洞御主人「JUNさん、サメ釣っちゃってくださいよぉ!」
JUN「うぅ。。。第二海保の悪夢が蘇る・・・」

サメ事件の後、殆どアタリがなくなってしまった。長い沈黙が続く。。。
そしてやっとこの人!そう、トーナメンターなりなり師に本命がヒット!!!
みんなの視線がなりなり師に集まる!と同時に爆笑の渦に・・・

タケ怪長「なりなりさん!そのサイズは普通の人間では釣れませんよぉ!流石です!」
書龕洞御主人「ガッハッハッハッハー!」
JUN「大きすぎて写真に写りませんなぁー(笑)」

結局なりなりさんの釣った「本命」がラストヒットとなり、AM11:00納竿。

変人磯倶楽部こうして第一回変人磯クラブ・グレマスターズは無事(?)終了した。
今回本命をゲットしたのは、なりなりさんただ一人!
流石です、なりなりさん!(しつこい?)
この後釜飯屋で表彰式が・・・

今回の優勝者は、見事本命ゲットのなりなりさんになるはずが(本当にしつこい?)
特例として49cmのチヌを上げたワシが優勝にしていただいた(嬉)

変人Tシャツ今回参加できなかった三島メジナ親分の気遣いで出していただいた景品と共に、「変磯マンTシャツ」(左写真)もGET!
今回クロダイよりもこっちの方が嬉しかったかも!実際買おうと思ってました!
なかなかカッコいい出来でしょ!

 

変人浮き最後に一寸だけ宣伝。
画像は書龕洞御主人作の「変人浮き」

右から三番目が今回ワシが使用した「変人G2」
微妙なアタリも取りやすく、その上視認性も抜群でした。

非売品ですので、どうしても欲しい方は「書龕洞」の御主人までお問い合わせを!
素材は、山桜を使用していて、木目も非常にきれいで耐久性も抜群です。

っと、言うわけで、今回は皆様大変お疲れ様でした。とても楽しい釣行になった事を感謝いたします。
そして今回参加できなかった三島親分、お気遣い大変ありがとうございました。次回は是非ご一緒しましょう!
また、同じく今回参加できなかったしんさん、HARUさん、次回は参加お待ちしています!

なぜワシがこんなかしこまった事を書いているかって?
トーナメントマスターは自動的に「変人磯クラブ怪長」の座に着くのだと・・・

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