新潟県 直江津でフカセの黒鯛狙い 2003年6月7・8日

前回の新潟釣行で、ワシたちが引き上げた1時間後に、黒鯛爆釣の記事を見て、釣り馬鹿2人は、
「どうしてももう一度!」の衝動に駆られ、再び新潟に旅立った。しかし現実はそんなに甘くは・・・
午前5:00、新潟直江津港に到着。天気も良いせいもあり、最初に入ろうとしていた「黒井堤防」は釣人で満員御礼状態。
とりあえず午前中の勝負は捨て、釣り場の散策をすることにした。
しかしどこへ行っても1級ポイントは釣り人で一杯。仕方なく午前中は西堤防向かい側の堤防に入ることにした。
理由は人が少なく、静かに釣りが出来そうだったから・・・

ワシたちが到着した当初、先端にはスズキ狙いのルアーマンがいたが、小さい当たりは有るものの、まだフッキングするサイズの獲物はきていないようだ。
ワシが右角に、今吉師はその手前に釣り座を構えた。

仕掛けの準備が終わったのは7時過ぎ。
早速釣り開始。第1投目、この場所は河口のせいもあり、かなり流れが速く、ライン操作が難しい。
浮きはゆっくり左へ流れるのに、手前のラインは流れが速い。フライフィッシングの要領でラインをメンディングしながら仕掛けを自然に流していく。

直江津の大アジ最初の一流しはオキアミの頭だけとられ不発に終わる。
第2投目、今度は先ほどより丁寧に流してみると、10m程流れた所で浮きがスーッと消し込まれた。
すかさず合わせを入れると、なにやらボラのように勢いよく横走り!「ボラか?」
手前まで寄せると「ギラッ!」とボラとは違う光かた。

「を!大アジだ!」

今まで釣り上げたことの無いような丸々と太り、幅のかなり広いアジであった。
初物なので、大事に玉網で掬い上げる。
計測すると、32cmであったが、太平洋で釣れるそれとは違い、見た目には35cmは超えているかと思えるほど見事な魚体であった。
しかし喜ぶのはそれまで。この後二人ともフグの猛攻に会い四苦八苦・・・

その後、フグ意外に釣れる魚は無く、今吉師は青イソメで投げ釣りを始めた。ワシもしばらく粘ったが諦めモード・・・
堤防中程で投げ釣りをしているベテラン釣り師にふと目をやると、なんと、シロギスが鈴なりに釣れているでは有りませんか!

「これはやらない手は無い!」 早速シロギスの仕掛けを作り投入!
すると、5本針の仕掛けに4匹のシロギスが!「楽しー!」 13cmほどでは有るが、コンスタントに釣れあがる。
そのうち今吉師が、「JUNさん、キス1匹頂戴!」 そう、変わったこと好きの今吉師は、シロギスを餌に大物を狙うようだ(笑)

今さんとフグ今さんが釣り上げたところをビデオに収めようと、シロギス仕掛けのついた竿をバトンタッチ。
しかし、時合いが過ぎてしまったのか、釣れあがったのはフグであった・・・

12:00近くなったので、午前の部を撤収、その前に今さんの大物仕掛けを上げてみると、
餌で使用したシロギスの半分が、何者かに食いちぎられていた!
いったいなんだったのだろうか?

 

前回の釣行同様、又、今吉師実家にお邪魔させていただき、昼ご飯と寝床を提供していただきました。
毎回ご面倒おかけしまして申し訳ございませんm(__)m

朝釣り上げたアジは、撤収寸前までスカリで活かして置いたので、帰り際に活き締めにしたものを今吉師実家で、早速刺身にして見ました。
で、味のほうは、今まで食べたアジとは、味、歯ごたえ、食感がまるで違う「アジ」でした。(分かりづらいかな?) とにかく別の魚みたいでした。

たとえれば、歯ごたえ、食感は、鯛の活き造りで、味は、腹のほうは確かにアジっぽいのですが、それ以外は黙って出されたら何の魚か分からないほど???美味ではあったのですが、表現しにくいものでした。とにかく美味かったッス!

で、午後の部に突入!時間は寝坊して17:00

途中、地元の釣具屋により、餌の補充を・・・
と、そこに地元のチヌ師がストリンガーに5匹のチヌをぶら下げ来店!

「いやー、今日は4人しか入ってなかったよ!」
いったいどこで釣ったのだろう??? 一番大きいものは50cmを超えていそうである。
いきなり場所を聞くのも失礼かと思い、その場は指を加えて見つめるのみであった・・・
やはり入りたい場所は釣り人で一杯であり、今回も前回39cmを仕留めた場所でやることにした。

ここ、あまり人気が無いせいか、先端に数人釣り人がいるだけであった。
(他の場所は満員御礼なのになぜ・・・?)

48cmの黒鯛仕掛けを作り終わり、開始したのは18:00過ぎ。
今回の仕掛けは、3B浮きに浮力を殺すため浮きの底に板錘を貼り、2Bの錘を打ち、ハリス1.5号1ヒロに、8号ガン球を均等に3ヶ所打って浮きが水面下に漂うようにした。
始めの3投目まではオキアミを使用していたが、以前から「コーンで黒鯛を釣ってみたい」と言う衝動に駆られていて、今回はじめて付け餌にコーンを使用してみた。
家から持ってきた冷凍コーンでは足りない気がしたので、「しゃきっとコーン」を購入。2缶をコマセに混ぜた。
コーンの付け餌で2投目、水面下で漂う浮きが30cmほど入った。
「フグかな?」 そう思いながら10秒ほど経ったであろうか、スーッと浮きが吸い込まれた。
すかさずあわせを入れると、「間違いない!クロの引きだ!」
無事玉網に収まったのは、実測43cmの黒鯛!

今年初の40UPに顔の筋肉が緩みっぱなし(^o^)
ここで今吉師も付け餌をコーンに換え、爆釣モード突入か!と思われたが、あたりはここまで・・・

この後コマセが効き過ぎたせいか、フグの猛攻撃! またしてもいやな予感が・・・・
ワシが釣ると今吉師が釣れないと言うジンクスが頭を過る。

しかし今回の今吉師はいつもと違う。「なんとしても釣ってやる!」との意気込みの表れか、ユムシ餌のブッコミで、黒鯛&真鯛を狙う。
新潟ではこのユムシのブッコミで、大型の真鯛や黒鯛が結構上がっているらしい。流石ジモティー!

辺りもすっかり暗くなり、浮きも見えなくなったので仕掛けを返るため荷物のところに向かうと「チリチリチリーッ!」
「を?ナンダァ?」

今吉師のブッコミ竿に当たりが!
「今さーん!当たってるよー、早く早く!!!」
「マジッすか?」

今吉師がこちらを振り向いた瞬間、

「バタバタバタッ!!!」
竿尻が持ち上がり、ロープで竿を縛っていなければ海に竿ごと持っていかれてたであろう激しい引き込!!!が、その直後・・・
竿先は何事も無かったかのように静まり返ってしまった・・・
獲物は餌を食いちぎり、さよならも言わずに行ってしまった・・・
悔しい!あまりにも悔しい!!!

ワシが竿を取って合わせていれば・・・
今吉師がもっと早く駆けつけていれば・・・
しかし時すでに遅しである。悔しがっても仕方が無い。
今吉師は餌を付け直し再び投入。ワシもフカセで粘ろうと釣り座に戻る。

1時間ほどしてやっと23cmのカイズが上がるが、今回は当然リリース。
んー、しかし先ほどの当たりは何だったのだろう・・・気になる・・・

しばらくして今吉師がブッコミ竿の様子を見に行くと、な、な、なんと、今度はハリスごと千切られていた!
だからもっと太いハリス使えと言ったのに・・・
その後23:00頃まで粘ったが、この時間になってもフグの猛攻は変わらず、車で一眠りすることにした。

直江津での釣果一寸寝坊して目がさめたのは4:30過ぎ。朝マズメに賭け少し気合を入れる。
置き竿にしていたブッコミ竿を上げるとまたしても餌が無い!やはり目を離してはいかんですねぇ・・・
気を取り直し、フカセで開始してしばらくすると、今吉師に中アジが! しかもつけ餌はコーン!!!

「アジもコーン食うんだ???」 これにはびっくり! 続けて今吉師に縞鯛。
ワシは相変わらずのフグに手間取っていた。あまりのフグの多さに団子での一投目、
小気味良い当たりにきたのはまたしても23cmのカイズ。これまたリリース。
手を変え品を変え場所を変えと、いろいろ試したが釣れるのはフグばかり・・・

AM10:00、今回の釣行はきりが無いのでこの辺で終了することにした。

大アジとシロギス蓋を開けてみると今回の釣果は、

アジ25~32cm×2匹
シロギス10~15cm×15匹(内1匹餌で使用)
シマダイ20cm×1匹
黒鯛23~43cm×3匹(23cm2匹はリリース)

おかずには困らない程度の釣果ではあった。春の黒鯛はそろそろ終わりにして、
次回は太平洋で青物でも狙ってみるか!

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